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最新作 ⇒Cognitive Surplus: Creativity and Generosity in a Connected Age (2010)
amazon.com ⇒http://goo.gl/NmWD
※タイトルからしてかなり面白そう!
著書オーガナイズブログ⇒http://www.herecomeseverybody.org/
==Contents=============================
第1章 村を作って携帯電話を取り戻す
第2章 共有がコミュニティーを作り出す
第3章 誰もがメディアとなる
第4章 発表してから選別する
第5章 個人的動機でl共同制作を行う
第6章 集団で既存の制度に挑戦する
第7章 速く、もっと速く
第8章 社会のディレンマを解決する
第9章 スモールワールドをツールでつなぐ
第10章 失敗はタダである
第11章 公約、ツール、協定
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1,マイワールド、マイバザール
今、情報の生態系に対し、世界が構造的な変化が起こっている。
今までのステレオタイプの世界のサイズは崩壊してしまったようだ。
自分の中にある世界のメガネを通して社会に接するようになってきた。
自分から見える世界とは、バザールでの店主に似ている。
自分の持ち合わせている商材にたいして、興味をもつものが集まる。
興味を持ちあった者同士の掛け合いで、そこでの価値がどんどんあがっていく。
価値に対して、インフレを起こさないように、適切に値踏みをしてみたりすう。
では、その価値基準は、属人的なものなのだろうか。判断軸は適正なのだろうか?
そもそも、どうやって判断しているのだろうか。
その判断軸を持ちえた後押しとなったのが、ソーシャルメディアツールなのだ。
本エントリーでは、その特徴と、今後を改めて考えてみたい。
2,ソーシャルメディアツールの特徴
おさらいとして。ソーシャルメディアの特徴を。
大きな特徴としては、下記3点があげられる。
①安価ではじめられる。⇒失敗コストを気にせず、まず始められる。 スタブ情報でも歓迎!
②柔軟性が高い。 ⇒気軽さが力になる。自分が求めることにツールが呼応してくれる。
③繋がりやすい。 ⇒ホモフィリー(同質化した集団)が形成しやくすくなっている。
換言すると、情報を求める人間と発信する人間のバザールがそこかしこで、
いつでも気軽に行え、知の交換・創出がしやすくなったということ。
知のエンペラーになるものもいれば、知の掃除屋さんも併在していたり、中には知のダースベイダーがいたり、と、ぱっと見ると、地球丸ごと ごった煮に近い。しかしながら、それは早急な答えである。
結論を言うと、ソーシャルメディアにおいて、例えばFacebookの平均友達数は55人、というように、一つ一つのバザールは小集団で、そして緊密な場合が多い。
自然互いに対する関心も高いが、
バザール全体を見回せるものはそこにはいない。広範囲に駆け巡る知のジャーナリストが
コネクターとなり、そこかしこのバザールを繋ぎ、それぞれの情報に価値づけをして喧伝してくれている。
ある関心領域に対して、熱中し、注目を浴びることでバザールでひと際目を引くことに成功したものが、一人メディアが成立しているのではないだろうか。
それでは、どこで何のバザールをすることで、ひと際目を引くことができるのだろうか。
3,あなたのアンカーはどこに置くのか?
家族⇒友人⇒知人⇒これから出逢う人という物理的距離に依存していたのが今までのつながり。
これからの繋がりは、下記の公式を仮説としておいてみる。
(精神的距離×志向性)×共通のコミュニティ×物理的距離=その人とのつながり度
ソーシャルメディアの台頭により、時間、距離、帰属集団等の制約条件がかなり乗り越えられた。
物理的距離のみで発揮できた優位性が今までに比べると下がってきているようにみえる。
誰しも、平等に、公平にチャンスがある。それは間違いではない。
しかし、それは完全な解ではなく、社会の繋がりは、そもそもべき乗分布傾向にあるので、
①コミュニティー形成能力
②コミュニティー介在能力
③別コミュニティアプローチ能力
をオンラインオフラインの垣根を意識せず飛び越えられる少数の方が
知や情報のバザールで活躍する確率が高くなっていると感じる。
さぁ、自分の立ち位置を決めよう。あなたはどのバザールにいる自分をあなたとするのか。
それは、ひとつなのか?はたまた、複数なのか?
次に、その人気のバザールの設計とルールを探ってみよう。
4,なぜ今、ソーシャルにハマる?
ソーシャルメディアでは、いくつかの条件が揃うと、
人々がバザールを開きやすくなるといわれている。
■構造設計
極めてシンプルなものが多い。
各事業者の方はプラットフォームの設計に心を砕いている。
そうすることで、大義を守り、それに呼応した熱狂的なファンの方がきてくださる。
例えば、FACEBOOKの理念としては、
Facebook理念
われわれは世界を今以上に開かれ透明性の高いものにするためにFacebookを構築き、それがすばらしい理解と繋がりを生むものと信じている。Facebookは、各個人が共有し繋がるための大きな力を提供することによって開放性と透明性を浸透させ、Facebookがそのような目標を追究するための指針となる理念を広める。この理念の実現は、法律、技術および変化しつつある社会規範の制約によってのみ束縛される。したがってわれわれは、Facebookサービス内の人たちの権利と責任の基盤としてこの理念を定める。
があったり、wikipediaの基本方針の中でも、五本の柱として言及しているのが、
ウィキペディアは百科事典です。ウィキペディアは、総合百科・専門百科・年鑑の要素を取り入れた百科事典です。すべての項目は、独自の研究を認めない方針に従う必要があり、正確となるよう努力しなければなりません。ウィキペディアは、個人の意見・経験・議論を書き込み、自説を披露する演説台ではありません。また、単なる情報やデータを無差別に収集する場所でも、雑学集やトリビアコレクションでもありません。自費出版の請負業者でも、無政府主義や民主主義の実験場でも、ウェブページのリンク集でもありません。また、辞書・新聞・原文収集については、ウィキペディアではなく、姉妹プロジェクトのウィクショナリー、ウィキニュース、ウィキソースへ寄稿してください。
ウィキペディアは中立的な観点に基づきます。これは、どの観点に基づく主張もしないような項目を書くように努力することを意味します。時には、複数の観点を記述する必要もあるでしょう。その場合、各々の観点を正確に記述します。また、各々の観点の背景を説明することにより、その観点は誰の主張なのかを読者が理解できるようにします。そして、どの観点も「真実」や「最良の観点」と紹介しないようにします。中立的な観点に基づくということはまた、可能な限り検証可能で信頼できる出典を明記するということをも意味します。とりわけ論争となりがちな話題では出典の明示が求められます。どの版が最も中立的なのかで対立したときには、冷却期間を置くことを宣言して、項目に論争のあることを示すテンプレートタグをつけてください。ノートページで詳細を詰めて、手順に沿って論争を解決してください。
ウィキペディアの利用はフリーで、誰でも編集が可能です。すべての文章はクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 (CC-BY-SA)およびGNU Free Documentation License (GFDL)下にライセンスされており、これらに従って配布したり、リンクしたりすることができます。項目は誰でも変更可能で、どの個人も特定の項目を支配できない、ということを受け入れて下さい。したがって、あなたが投稿したどんな文章も容赦なく編集される可能性がありますし、コミュニティによる再配布をとがめることもできません。著作権を侵害するようなものや、CC-BY-SAやGFDLと矛盾する方法でライセンスされているものを投稿しないようにしてください。
ウィキペディアには行動規範があります。他のウィキペディアンと同意できないときにも、彼らに敬意を払い、礼儀正しくしてください。個人攻撃や抽象論を振り回すことは避けて、編集が白熱しても冷静さを維持してください。Three-revert ruleを守って、無益な編集合戦に陥らないようにしてください。ウィキペディア日本語版には、編集・議論の対象となる項目が704,516もあることを忘れないでください。誠意を持って行動し、あるひとつの点を例証するためだけにウィキペディアを混乱させることのないようにしてください。他の人の言動を善意にとってください。寛大になって、受け入れるよう心がけてください。
この5つの原則の他には、ウィキペディアには、確固としたルールはありません(注記:日本語版ではリンク先のルールは草案段階です)。良い編集で満足を得るためにも、項目の編集や移動は大胆に行ってください。完璧さは要求されていません。また、台無しにすることについて心配しないでください。項目の過去の版は全部保存されているので、知らずにウィキペディアに損害を与えてしまったり、取り返しのつかないほど内容を破壊してしまう、といった心配はありません。しかし、あなたが書いたことは何であっても編集履歴上に後々まで残ることも忘れないでください。
ということを挙げている。
重要なのは、新しい習慣の場を設計できるかということにかかっている。
各人の持つホメオスタシスの領域に対して新しい習慣づけができたもの、
それが、今の各人の世界を構成していると感じる。
■ルール構造
ソーシャルメディアツールならではの、対称的参加の構造
既に観客は、退場し、かつて観客だったものたちが活躍できる構造。
共有地の悲劇を「未来の影」で相殺し、
ただ乗りしかしないものに対して、合意の上の互いの抑圧をかける。(生物学者ギャレット・ハーディン)
継続性・結束(集団)・投票制度によるコミュニティーの新陳代謝を促す。
練習・自己顕示意欲・善意が更新のひとつのモチベーションとなっている。
プロの影響力が相対的にさがり、個人と集団の存在感が変わってきている。
5,まとめ
大切なのは、今、この波の中でどのように生きていくか、ということもあるが、
人生は生きている限り続き、歴史が続くように、これから先の未来を見据えることも大事である。
誰もが息巻いてソーシャル!!ソーシャル!わっしょい!わっしょい!と叫ぶ時代は必ず日常として収斂していく。
定常化したあとにどのような世界がまっているのか。
いや、あなたはどう待ち合わせしたいのか。
時代は変われども、自分が歩む道筋は見失ってはならない。
情報の価値・発信労力が下がれども、希少性ある情報を創出できることが重要。
適応度地形戦略でなくてよい。
これからのキーワードは、オタクであり、変人。何かに対して偏愛した集団の結集が、
それぞれのバザールを賑わせ、それぞれの基準で活性化していくことだろう。
結束型資本と橋渡型資本のつなぎ目となるオタクになろう。
偏らない偏愛。
楽しく生きまほう。
それでは、↓↓↓にメモを残してありますので、よろしければどうぞ。
【各章での気づきメモ】
<第1章 村を作って携帯電話を取り戻す>
P19 集団作りの柔軟性は、人間の知性と社会的直感によってもたらされる。
P,20 我々がコミュニケーションの方法を変えるとき、社会も変わる。
P,21 ミツバチにとっての巣は、人間にとってのネットワーク
人々の興味を呼び起こすのに十分で、かつ実現可能と思える規模のメッセージが大事。
⇒達成できそうな見込みの提示
P,24 我々は、今までの制度や組織の枠外で互いに何かを共有し、協力し、集団活動を
行うための能力を著しく進化させている真っ最中
P,26 管理や能力発揮の足枷となる制限から解き放たれて活動する、新しい集団が続々と誕生してくる
<第2章 共有がコミュニティーを作り出す>
P,47ソーシャルツールは、 利益を求めず管理監督もないゆるい構造の集団を生み出した。
共有⇒規則に従うか出ていくか方式
協力⇒自己と他者を互いに同調させる方式
集団行動⇒目的達成のために個々のメンバーの思考行動を縛ったりもする方式
<第3章 誰もがメディアとなる>
P,66 個人によるブログは情報発信そのものの代替物
<第4章 発表してから選別する>
P,85 「多は異なり」だが、「小もまた異なり」
P,89 オンラインコミュニケーションは、瞬間的、地球規模、そして半永久的
P,105 我々は歴史上、表現の能力がもっとも高まった次代のさなかにいる。
P,106 革命の特質は、その目的が既存の社会の組織・制度の構造に収まりきらない
<第5章 個人的動機でl共同制作を行う>
P,120 ウィキは制度的ディレンマの制限を受けない。喜劇的な混乱を受け入れる。
P,122 個人に行動を起こさせるカギは、平均的なユーザーに出来る限りの自由を与えること
P,138 (ウィキは)効率的である必要はなく、効果的でありさえすればよい。
P,140 ソーシャルツールは愛を再生可能な建築材料にした
<第6章 集団で既存の制度に挑戦する>
P,153 2つの古典的障害物、つまり情報の地域性と集団行動の際の障壁を取り除くことによって、
反応の広まり、強さ、そして持続力を強めたことである。
P,158 古典的な病気伝染のモデルの3つの変数 感染可能性、2人のに人間が接触する可能性、
そしてその集団の人口規模。
<第7章 速く、もっと速く>
P,165 人々はテクノロジーの利用法を自分で考え出す
P,172 無線はパンサーを「1つの独立した機械」から統合された「集団兵器」に変えた
高い自律性と連携を可能にする。
P,183 社会生活に関連付けられたメッセージは不特定多数への公共発信よりも価値がある。
<第8章 社会のディレンマを解決する>
P,195 人々の数が多ければ、それぞれの嗜好に加え、近接性も考慮して集団を作ることができる。
⇒ハイファーマンMeet UP立ち上げ構想。「孤独なボウリング」読んできっかけつかむ。
P,206 社会の承認を得ずに集団をつくるのがずっと簡単になった
P,209 3つの社会的ロス 商業的ロジックの弱体化・社会の取り決め・悪意あるグループの拡張助長
<第9章 スモールワールドをツールでつなぐ>
P,214 社会ネットワークは数万のつながりを持つごく少数の人々によって支えられている。
P,217 異なるスケールで緊密なつながりと希薄なつながりを併用する。
P,221 人間のつながりの共通の仮定 - ホモフィリーと新しい人々に出会いたいという欲望
のせめぎ合いによって成り立つ
P,233 成功するには多くの失敗を許容するための方法を見つけなければならないのだ。
<第10章 失敗はタダである>
P,247 オープンシステムが失敗のコストを下げる
失敗の影響の総量は、「失敗が起こる可能性×失敗にかかるコスト」
P,259 教えるものは二度学ぶ機会が与えられる。
<第11章 公約、ツール、協定 >
P,261 納得のいく「公約」⇒提供価値が行動費用を上回るように。
効果的な「ツール」 ⇒求める集団の人数と活動の継続期間から適合度を判定
ユーザーが受け入れることのできる「協定」
⇒何を期待し、何を期待されるかを明確にする。
を絶妙に組み合わせると成功する。
P,265 小集団に十分な価値を提供したからこそ大きく飛躍することができた。
最初の一万人は個人的に歓迎する必要がある
P,278 協定が変わると構成メンバーが変わらなくても集団の質が変わってしまう。
お願い、実験、新規経験の相互作用
P,284 社会価値を利用することの突出した利点は、社会集団がホメオスタシスを持ちやすくなり、
外部からのプレッシャーに強くなる。
P,287 公約が十分なものであれば、通常ソーシャルツールは成功する。
<エピローグ>
P,296 ソーシャルツールは既存の動機を増幅はするが、新しく作り出す力はそれほど強くない。
P,299 社会のケーブルの効果、ニュース増幅スモールワールドネットワーク 、かつての読者
プロアマ混合、既存勢力との綱引き
P,303 ネットワークの価値はそのユーザー数の2乗である。(メトカーフの法則)
P,310 我々の社会は、従来の「事前の防止」から、「監視と素早い反応」へ。
P,321 若者の持つ優位性は、絶対的ではなく相対的である。使い物にならない知識が少ない。
【参考文献 抜粋】
第1章 村を作って携帯電話を取り戻す
P,5イヴァナの携帯ストーリー ※サイトトップにイヴァンの連絡先もありました。
⇒"stolen sidekick"で検索。
P,11ブログー世界を変える個人メディア
P,20参加のアーキテクチャ
P,21達成できそうな見込みの提示
第2章 共有がコミュニティーを作り出す
P,27 誕生日のパラドックス ※日本語版にリンク変更しております。
P,30 「多は異なり」フィリップ・アンダーソンによる論文
P,31 フレデリック・ブルックス「人月の神話」
遅れ気味のプロジェクトに人員を追加すると遅延が拡大.
P,33 マーメイドパレード マーメイドパレード2010写真
第3章 誰もがメディアとなる
P,60 トレント・ロット上院議員についてのブログ
第5章 個人的動機でl共同制作を行う
P,135 ウィキペディアにおける削除と復活 ※記憶違いでなければMOMAでも見た気がします。
第8章 社会のディレンマを解決する
P,194 ミートアップ(Meetup) ※ぜひ一度アクセスを!位置情報つかまれててびびります。笑
第10章 失敗はタダである
P,246 ソースフォージ オープンソースぷレジェクトの最大のリポジトリ(集積所)
※軽く鳥肌立ちました。これ、すごいですね。。。
ダナ・ボイド (danah boyd)
twitterで@halsamuraiと話してみようと思ってくださった方⇒こちらをクリックリーどうぞ。
halsamurai@ 浅見義治
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